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研磨の技能検定にはどのようなものがありますか

技能検定は国がその技能を証明する資格の一種で、職業能力開発促進法にもとづいて分野ごとに実施され、現在では114種の職種についての検定が存在します。この検定に合格すると、技能士を名乗ることができるようになります。

この中には、研磨にかかわる職種も存在しますが、研磨といってもそれぞれの分野ごとに分かれているため、自身の関わるものを選んでいくことになります。研磨そのものを見るというよりは、研磨の技術を使って特定のものを製造する技能を見る試験です。

具体的には、研削盤などを用いた機械加工分野における研磨がまずひとつあり、これは「研削」工程が中心にはなりますが、広い意味では研磨も含む加工です。検定内容は研削盤の種類ごとに分かれており、平面研削盤、円筒研削盤、センタレス、ホブ盤といった具合です。

また、品目別に見た場合は、光学ガラスの研磨作業と、切削工具や超硬刃物の研磨作業が検定としては存在します。それぞれ、レンズやプリズムの研磨、切削工具の研磨、工業的に用いる機械刃物の研磨といった分野に特化した研磨作業となります。

経験が重視される世界ではありますが、技能検定を持っているということで名刺にも記載できますし、会社のなかで何人技能検定を持っているということをセールスポイントにしているところもありますので、自身の技能証明の役に立つと思います。関連分野の営業担当者が取得することもあります。

ただ、国内での加工の多くが海外に流れていってしまっているという懸念もあり、今後、日本のモノづくりを支えてきた加工技術を持つ人が国内にどれだけ残るのかという不安もあります。もっとも、就職や仕事の面で言えば、技能があれば海外へ教えに行く、という選択肢もありますので、仮に加工の仕事が日本で減ってしまったとしても、身につけた技能は必ず役に立つと思います。

機械加工(平面研削盤作業)
「ひらけん」とも言われる平面研削盤を使った技術を見ます。ワークは台に固定されており、砥石だけが回転するタイプです。
機械加工(円筒研削盤作業)
円筒研削・円筒研磨の技術を見ます。筒状、円柱形状で両端を固定できるワークに適しています。
機械加工(心無し研削盤作業)
センタレス加工による研磨・研削の技能を見るための検定です。
機械加工(ホブ盤作業)
歯車の「葉」をつくるための加工に用いるホブ盤を使う技術を見ます。
光学機器製造(光学ガラス研磨作業)
レンズやプリズムといった光学部品の研磨技術を見ます。
工作機械用切削工具研削作業
万能工具研削盤を使って、切削工具の刃を研削する技術を見る検定です。材質は超硬となります。
超硬刃物研磨作業
超硬製の丸のこやカッターといった機械刃物の研磨技術をみます。

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