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研磨の手順

研磨材や砥石は、中に入っている砥粒がワークを削る働きをするため、何かを磨いたり削ったりすることが出来るわけですが、この砥粒の大きさの違うものを順番に使っていくことで、よりキメの細かい表面粗さを得ることが出来ます。具体的には、粒度の大きなものほど削る力が大きく、反対に表面の仕上がりは粗くなりますので、粒度の大きなものから、小さなものへ段々と使う粒度を変えていくのが基本的な手順になります。

粒度は#(シャープ)で#400と表現されたり、数字で400番と表記されることもあります。この数字が大きいものほど粒度は細かくなります。したがって、研磨の手順としては、数字の小さなものから順番に工程を考えていきます。数字の小さいものほど、一段階変わるだけで粒径のサイズがかなり変わりますので、粒度の間隔が等間隔ではないことに気をつける必要があります。

工程の数は、加工したいものやその仕上がり面粗度によっても変わりますし、研磨を始める前の表面状態にもよります。目に見えて凹凸がある硬い素材であれば、研削工程をを経てから順番に研磨をしていきます。工業的に使う場合は、工数とコストの問題もあるため、3工程前後におさめる場合が多いですが、中には20工程近い研磨工程を持つ加工もありますので、一概には言えません。どの業界にも共通する区分としては、粗工程、中仕上げ、仕上げの分類があります。

なお、研磨する際には水や研削液などをワークと工具の間にかけながら行う「湿式」と、こうした液体を使わずに直に工具で加工していく「乾式」による研磨があります。どちらも一長一短ありますが、研磨材の性能をフルに発揮させるには湿式のほうが都合がよく、作業時の粉塵の問題も軽減できます。