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液晶ガラス研磨

液晶ガラスは携帯電話からスマートフォン、テレビから様々なディスプレイなど今日の生活で目にしないことはないほど普及している部材の一つです。

液晶ガラスの研磨には、厚み自体を極限まで薄くしたり、表面粗さの精度を高く仕上げる平面研磨加工と、ガラス(パネル)の縁(外周)部分の研磨とがあります。両者で使う機械や研磨方法は全く違います。通常は、大型のディスプレイであるほど平面に仕上げる難易度は上がりますが、この平面研磨自体を行うタイプの液晶ガラスと、行わないタイプのものがあります。

平面研磨では、大面積の凹凸の除去や除去量のコントロールに最も優れるラップ研磨タイプの手法が採用されることが多いです。厚みの寸法公差がミクロン単位、場合によってはナノ単位となるこうした加工では、粒径の制御がしやすいスラリー型の研磨材が必須となります。

外周の研磨では、割れや欠けを防ぐための面取り加工や、丸みを帯びた縁にするための研削・研磨になりますが、大型のものから小型のものまで共通しているのは、チッピングと呼ばれるわずかな欠けが許されないという点です。こちらの加工でも外周加工そのものが要らない場合や、レーザー等で切断したまま製品かできてしまうケースもありますので、工程そのものがない場合もあります。

液晶ガラスの外周研磨ではほとんどの加工ではダイヤモンドを砥粒として用いたダイヤモンド砥石が使われますが、この砥石を構成するボンド(結合材)としては、メタル(金属)系のもの、レジン(樹脂)系のものが主に使われます。また仕上げに近い工程ではダイヤモンドのかわりに、セリウムを用いることもあります。