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ロール研磨について

ロール研磨とは、筒状になっているロールの表面を磨いていくことを示します。多くは金属製のロールで、樹脂などを二つのロールで押しはさんでフィルムの製造に使ったりするため、ロールそのものが金型の役割を担うケースも少なくありません。

このため、ロールの表面には傷一つないことはおろか、非常に高い面精度が要求されることになり、ほとんどの金属ロールの研磨では、最終的には鏡面研磨が必要となります。

小さなロールや、こうした転写に近いような使い方をしない場合は、通常の仕上げによる研磨でも問題ありません。

難しいのはこの鏡面研磨というのはよく言われていますが、その前の粗工程も非常に重要で、この部分でうまく真円度や下地が鏡面研磨が効果的に作用する状態にまで面粗さが向上していないと、結局、粗工程や中仕上げでは見えなかった傷が浮いてきて、NGということになります。

ロール研磨には、円盤状の砥石の外周ではなく、端面を使う方法もありますが、どのような方法を用いても、ロールの研磨というのは研磨工具との接触が「線」による接触なるという点が平面研磨と大きく違います。

平面の鋼板に、円盤状の砥石の面をあてれば、面による接触なりますが、線による接触の場合、切れ味がよく、切込みが深めに入る反面、

上記は主に金属ロールの話ですが、またゴムロールなどの研磨の場合は、ゴムの研磨に準じた方法が採用されます。

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