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ゼオライトによる研磨とは

ゼオライトは沸石(ふっせき)とも呼ばれる鉱物で、自然界にさまざまな形で存在するほか、工業用途のものは人工的に作られるものもあります。

これを単体で研磨材としてワークの加工に用いることはまれで、クレンザーの中に他の成分とともに混ぜて使われることが大半です。

ただし、ゼオライト自体は研磨剤としてよりも、触媒や吸着材料としてのほうがよく知られています。

モース硬度で5前後の硬さであるため、研磨材としては硬いほうではありませんが、クレンザーとして用いる場合は、洗浄成分との相性もあり、単に研磨材としての性能以外のものが求められます。

汚れを落とすことを主眼にした場合、単に硬い研磨材を配合するだけでは表面を削ることはできても、油やそれに起因する焦げ付きなどを除去することには向かないため、界面活性剤と相性のよい研磨材が必要となります。

なお、クレンザーとして使う場合、純粋な研磨のように対象を削りすぎても問題があるため、粒度は細かく、硬度もほどほどのもので、磨いている対象に色がうつってしまったり着色したりしないようなものが適しています。こうした事情から、クレンザーにはよくゼオライトが含まれています。